創業以来約70年間行列を作り続ける、奇跡のラーメン店に行ってきました。

京王電鉄井の頭線「永福町駅」北口を出てすぐ、交差点の向こう側。

到着しました【永福町 大勝軒(たいしょうけん)】です。
[住所]東京都杉並区和泉3丁目5‐3
昭和30年3月開店のこちらのお店は、「ラーメン好き」や「ラーメン関係者」で知らない人はいない位の超々有名店。
料理として「ラーメン」の地位向上に貢献した、まさにレジェンドですね。
ちなみに、つけ麺の元祖とされる丸長系【大勝軒】とは全く無関係。
土曜日開店11:00の70分前で、外待ち7名。年配の常連さんが多いかな?
10:00に入店させてくれ、店内で待機できます。
店内は、クラッシック音楽が流れ落ち着いた雰囲気。客席も厨房もピッカピカ。
店主以下、5名の家族経営のようです。
カウンター10席、4人テーブル×2、2人テーブル×1で、カウンターが埋まったらテーブルで蓮向かいに相席。計15名で満席ですが、それぞれ余裕のあるスペースです。

卓上調味料は、醤油、お酢、辣油、白胡椒。

口頭注文、現金後払い制です。
【中華麺(生玉子付)】1,230円を注文しました。麺量は「普通(2玉)」と「少な目(1.5玉)」がチョイスできます。もちろん普通で。
ラーメン専門店で「お土産」を用意したのもここがパイオニア。かつては1日1,000食売れたこともあったらしい。

女将が提供してくれる「お冷」は、少なくなるとすかさず注いでくれます。まるで高級レストランのよう・・・
グラスの下が太くなったデザインで、とても安定性があります。が、重ねて収納することが出来ないので、店としては大変そう。本当、おもてなしの心ですね。

厨房の様子を観察したり、メニュー裏の「味の秘密」を読んだりしながら待ちます。
煮干しのいい匂いがして、食欲に拍車がかかる。
10:50頃、店の前に暖簾が飾れられ、にわかに店主がテボを持ち上げます。いよいよか!
さー、ラーメン到着、【ご対麺】です!

ほほー!どんぶりがマジでデカい!

「大盛り」というか「2人前」のボリューム(笑)
それでは頂きます。まずはデカいレンゲでスープをひと啜り、

うんま!
3種の真イワシをブレンドした煮干しをベースにしたスープは、コクと奥行きのある魚介スープです。塩味が立ち過ぎず、出汁の旨みを堪能できます。何度も飲んでしまいますね。
表面に浮いたラードにより、熱々!火傷に注意。

麺は、初代店主の家業である製麺所【草村商店】由来の自家製麺。
割と加水率のある細縮れ麺で、ツルツルの食感。和風スープにベストマッチ。旨いです。
最近の流行りから比べると、少し柔らかめな茹で加減。

コリコリのメンマもたくさん入ってます。美味しい、そして嬉しい。
メンマ追加のお客さんも結構いますね。

チャーシューは、秘伝のタレに漬けたという「豚ロース肉」で、柔らかく厚みもあります。ほんのりとした「甘み」があり、とても旨い。魚介スープと動物感の対比がまたいいです。

麺もトッピングもたっぷりなので、色々楽しめますね。
では、そろそろ「味変」!麺を溶き卵に潜らせて、ひと啜り、

いわゆる「すき焼き」風。マイルドな味わい。
さらに、スタッフお薦め、

卵に、スープ・レンゲ×2、お酢一回し、ラー油少々を加えます。

おー、なんか笑みがこぼれる美味しさ(笑)

「ナルト」を見ると、なぜか郷愁感を覚えますよね・・・

まだまだあります。後半でも「熱々」が持続するのが凄い。

ということで【完食】です。スープも【完飲】してやったぜ!
お腹、はちきれそう(笑)
随分昔から「ラーメン1,000円の壁」を超えている店ですが、「2杯分」と考えるとコスパも悪くない。
大変々、美味しかったです。ホスピタリティもよく、とても満足。
退店時の外並びは20人ほど。やっぱり人気店ですね。
ご馳走さまでした。