横浜家系ラーメン界の重鎮【近藤健一氏】のお店、【近藤家 本店】にお邪魔しました。「マイ・ホーム・家系」です。
横浜市営地下鉄グリーンライン「北山田(きたやまた)駅」の2番出口を出て、
「日吉元石川線(県道102号線)」を西(センター北)方面へ約300m、
「ラーメン」の看板が見えてきます。
到着しました。【家系ラーメン 近藤家 本店】です。
[住所]神奈川県横浜市都筑区北山田1‐1‐39パークフジ小泉
「近藤家」の文字がとても美しい・・・
ここの店主近藤健一氏は【吉村家】で修行し、【本牧家】で働き、【六角家】をサポートし、【横濱家】【介一家】を立ち上げたという、「横浜醤油豚骨ラーメン」発展に寄与した、正に、家系ラーメン界のレジェンド!
【近藤家】は、家系ラーメン全盛期、初期【吉村家】の味を頑なに守っているお店。
都筑本店と川崎店があります。
「家系図」は、
【吉村家】ー【本牧家】ー(六角家)ー(横濱家)ー(介一家)ー【近藤家】
実質は【本牧家】からの独立なので、横浜家系ラーメン第2世代筆頭格。
個人的な位置づけで、【吉村家】【本牧家】【六角家】の御三家が横浜家系第一世代、【吉村家直系店】と【寿々㐂家】【たかさご家】【王道家】あたりを第2世代として定義しています。
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土曜日の1:00過ぎ訪問。行列は無いまでも、席はほぼ満席。運よくすんなり入店。ありがとうタイミング(笑)
店内はカウンターL字15席、4人席×4卓。ファミリーにも嬉しい。
今日は近藤氏の姿は見られませんでした。男性2人、女性2人でオペレーション。
入り口横の券売機で、中ラーメン900円+味付タマゴ100円+特製チャーシュー350円のチケットを購入。レジェンド・ラーメンの味をじっくり楽しみたかったので、ライスを控えて中盛にしました。
セルフの水を持ち着席。
「お好みは?」とのことで「おまかせでお願いします。」
(尚、店内は撮影禁止なので、ラーメンのみ写真許可をいただきました。)
10分程度で着丼です。それではご対麺!
大判の海苔が覆いかぶさったスタイル。
特製チャーシューは、別皿で提供。デカっ!
早速いただきます。まずは海苔をどけてスープをひと啜り、
うんまー!、これだよこれ!かつて私が若りしころ夢中になった「横浜の味」です。
クリアな見た目のスープは、醤油カエシの味をしっかり伝えつつも刺激は抑え目、豚骨と鶏の油バランスも最高で大好きなスープです。
微量に入っている薬味ネギが重要なポイントになっている気がします。
「直系」も「東京系」も随分進化してインパクト過多な現在、この伝統の味は貴重ですね。
麺をいただきます。
「酒井製麺杉印」の逆切り(縦切り)中太麺ですが、表面がツルっとしていて啜りやすい。
旨い!
「おまかせ」でオーダーしたところ、柔らかめでの提供。店主近藤氏は「酒井製麺」は「柔らかめが旨い」と言っていたのも納得です。コシを残しつつ、「佐野」「喜多方」にあるピロ感の美味しさも楽しめます。
スープを吸ったほうれん草は、生物ですね。えぐみもなく癒しの効果。
大き目厚めの海苔は、スープを吸っても崩れません。麺と一緒に磯の風味を楽しみます。
この海苔とスープの相性は抜群!
標準装備のチャーシューはピンク色の残ったシンプルなモモ肉の味。スープを纏っていい感じ。
「特製チャーシュー」もスープに漬けていただきます。
食べるのがもったいない位のバラ肉ビジュアル。
ホロホロで、身と脂の比率が最高!デカい!厚い!
終盤に来たので、味玉をカプッと。最近の傾向と比べると、割と固茹での半熟玉子。こんなとこにも伝統を感じます。
スープと一緒に麺を食べ進めていきます。
【完食】【完飲】です。お腹いっぱい。特製チャーシューがほとんどステーキ2枚分(笑)
定評通り30年位前に夢中になった【横浜家系】の味でした。マジで旨かった。
この味をスタートに色々進化していったんだなー・・・と感慨深いです。
本家【吉村家】や【直系】は以前より随分しょっぱくなりましたし、東京の家系はかなりこってりしてる。最近は白濁豚骨のなんちゃって自称横浜家系店が大繁殖してますからね。
【近藤家】には、今後も是非、伝統の味を守っていって欲しい。
家系ではトップクラスで好きなお店です。
とても美味しかったです。御馳走さまでした。近日また来ます。
【追記】
駐車場は店前の2台と、店の裏側に提携コインパーキングがあります。
店で駐車券を提示すれば30分サービスになります。
ただ、【近藤家】のお客さんは徒歩来店がほとんどで、ラーメンマニアよりも地元で愛されている感じですね。そこがまたいい(笑)